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2011年6月4日(土曜日)

ワゴンRのミッションテスト

カテゴリー:  | 11時08分02秒

ワゴンRのミッションをテストしました。

ミッションが冷えているときに調子が悪く、暖まると普通になるという状態での入庫です。

大抵の場合は、暖まると変速不良が出たりすべりが発生するケースが多いのですが

冷えているときに調子が悪いというのは、どのような感じなのでしょうか?

コンタミチェッカーにてATFの状態を見たのですが、10cc程抜いた時点で

フィルターが詰まってしまいました。 かなりのフェーシング磨耗が予想されます。

実際は写真よりもかなり黒い

走行テストではタイムラグが異様に遅い。 Dレンジにシフトしてから2秒以上時間が掛かっています。

1ブレーキを踏む
 ↓
2シフトをDレンジに入れる
 ↓
3ブレーキを放す
 ↓
4アクセルを踏む

普通に運転を始めようとすると、上記のような動作を自然に行いますが

タイムラグが遅いと「4アクセルを踏む」の時点でまだシフトが完全に入っておらず

ニュートラに近い状態でアクセルを踏んでしまうことになります。

そうなると、エンジン回転が高い状態でシフトが入ってしまい、ミッションには

大きな負担が掛かることになります。

おそらくこの車はそのような状態を何度も繰り返し、フェーシングの磨耗に繋がったのでは

ないでしょうか。

シフトが完全に入ってからの走行では、2速発進しているかのような加速感。

表現的には車が重い感じですね。 減速してから再加速時の変速もなにやら変な感じです。

1速から2速への変速も遅いというか、変速している時間が長く感じられました。

この段階では、

・エンジンの出力不足

・ターボエンジンの特性

・ソレノイドバルブの動作不良

・ATF劣化による動作不良

・ATフィルターの目詰まり

・クラッチフェーシングの磨耗によるすべりなど、色々と原因は考えられます。

エンジン・ミッションが冷えているので各部オイルがまだ固いということもありますね。

さて、テストを繰り返すうちにエンジン・ミッションも暖まってきました。

減速してからの再加速時の変速以外は、タイムラグも冷間時より大分改善され

スタート時のもたつきもなくなってきちゃいましたよ。 暖まると大分調子よくなってます。

シフトレバーとアクセル操作をラフにしなければ、もしかすると気が付かないかもしれません。

手強いワゴンRだ・・ なんだかよくわかりませんが燃えてきますねこんな車に遭遇すると(笑)

体感では以上のような現象だったのですが、テスターかよではどんな結果が出るんでしょうか。

 

もちろんその後に分解もしますよ


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