メルセデスベンツ S124 アイドリングが不安定
信号待ちでアイドリングが不安定になる症状が発生しているS124です。走行中は問題ないのですが、アイドリング時にのみ症状が出るようです。M104型エンジンなのでスロットルボディーやハーネス劣化2次エアなど原因は色々と考えられるのですが、おそらくはパージバルブ。気化したガソリンを大気解放せずに燃焼させる仕組みのパーツの一つです。
早速点検。エンジンを始動するとパージバルブが全く動きません。衝撃を与えても動かず取り外して電源を接続しても動きません。手持ちに予備があったのでそちらに交換するとアイドリングが安定し始めました。バルブが動作していないので、2次エアを吸っているのに近い状況。
パージバルブを取り寄せして交換。
その他クーラントが入っているにもかかわらず警告灯が点灯する症状も出ているので、クーラントレベルセンサーも交換しました。
パージバルブが故障すると走行出来なくなってしまうことはないのですが、減速中や停車時にエンジンがストールしてしまうことがありますので、峠の下りなどでは非常に危険です。交換歴はなかなかわかりにくいですが、予防整備として交換しておくのも良いと思います。