レンジローバー L322 ミッションオーバーヒート警告
走行中は問題なかったのですが、停車しているとミッションのオーバーヒート警告が発生する3rdレンジです。温度が下がるまでセーフモードに入り、正常に走行出来ない状況です。
点検すると、ラジエーターのATFクーラー部分が目詰まりしATFを冷却できずにATF温度が上昇してしまったようです。走行中は良いのですが、アイドルで停車しているとATF温度が110度以上になります。早速ラジエーター交換。
ラジエーターからATFクーラー用のサーモスタットまでのホースも目詰まり気味でした。サーモスタットとその他ホースは問題無しです。BMWのヒーターコア目詰まりと似たような症状なのでしょうか。
洗浄溶液とみんな大好きバスポンプでホース洗浄
全て組付けしてエア抜きするのですが、真空引きしたにも関わらずなかなかエアーが抜けてくれません。車両前側を上げて傾斜させた状態で数回の吹き返し後に正常になりました。
作業後はアイドル状態でもATF温度が上昇してしまうこともなく安定するようになりました。ミッションオーバーヒート警告が点灯せず、微妙にATF温度が高い状態が長く続くとATFの劣化が発生しミッション本体が壊れてしまう可能性があります。ATF交換を行っておらずこのような症状が発生した際には、ATFも同時に交換されたほうが良いかもしれません。