BMW E60 オイル漏れ修理、ATF交換
12ヵ月点検時にオイル漏れが見つかり、修理入庫したE60 525iです。漏れ箇所はオイルクーラーシールとエンジンオイルエレメントハウジングシールからですね。
N52型エンジンはシール交換にインテークマニホールドの脱着が必要ありません。
ATF交換。スリーブからATFが漏れているので、スリーブも同時に交換します。
オイルパンの締め付けトルクは10Nm。以前ZF製ミッションでトルクスビットの先端が折れてしまうほどボルトが締め付けられていたことがあり、バイスブライヤーも歯が立たずタガネで全てのボルトを緩めるということがありました。オイル漏れを懸念しての締め付けだと思いますが、締め付け先が樹脂やアルミの場合にはむやみに締め付けしてしまうと破損や歪みの恐れがありますので、トルク管理は非常に重要です。
スタビライザーリンクとエキスパンションタンクキャップも交換しています
今回のオイル漏れはまだ症状が軽症でしたのが、ガスケット・パッキン類が硬化し密閉性を失うと、かなりの量が漏れ出してきます。最近の車輛はアンダーカバーが大型になり、漏れたオイルがカバーに堆積し地面に垂れてくる頃には相当な漏れ方をしていることがあります。現在様子見している方は定期的にチェックして交換するタイミングを判断されたほうが良いと思います。