アウディA4 B8 エンジン不調で乗り換え?
業者に依頼し車検に出したアウディですが、エンジンの失火が発生しプラグ清掃を依頼したところ原因はプラグではなくエンジンの圧縮に問題がある可能性があるので、乗り換えを勧められたとの連絡が入りました。エンジンの圧縮が低い場合にはプラグやイグニッションコイル交換で症状は改善されませんが、1番2番コイル入れ替えで症状が改善されている状態とのことです。イグニッションコイルは1年ほど前に全て交換済みで、オーナーもそのことがあるのでエンジン本体の問題だと考えていたようでした。
点検すると2番シリンダー失火履歴。その他のエラーは全て消されておりわかりませんが、当店にご来店までにエラーコードが再発していないようなので、失火によって誘発されたエラーコードだと推測。スパークプラグも問題なさそうに見えます。念のために圧縮測定しましたが、全く問題有りません。
ご来店時には全く問題が無い状態でしたが、失火カウンターで2番3番シリンダーの失火数値が多い状態。交換用プラグ1本を持ち込みされており2番はオーナー自らプラグ交換済みとのことなので、3番シリンダーのスパークプラグを交換。イグニッションコイルは手持ちのコイル4本に交換しお返し致しました。
失火原因としてエンジンの圧縮確認は点検終盤に確認することが多いです。原因としての可能性は低く、通常それ以外の原因がほとんどを占めているので乗り換えまでする必要はありませんでした。