アウディA6 12ヵ月点検とエアコン故障
12ヵ月点検依頼のアウディA6です。エアコンが効かないという症状が急に発生しているので、そちらも併せて点検しています。
エアコン不調はプレッシャーセンサー故障でした。ガス圧を正常に測定できない状態でしたので、コンプレッサーを停止させるという制御が働いています。
12ヵ月点検ではトランスミッションフルード不足という問題が見つかりました。
トランスミッションフルードはエンジンを停止した状態でフルードが注入口から出てきません。漏れた形跡はないのでフルード量が単純に足りていないのだと思います。
以前フルード交換を行ったことがあるということでしたので、油面調整が上手く出来ていなかったようです。後日フルード補充にご来店予定となっています。 その他は特に問題が無い状態でした。
12ヵ月点検は法律で定められていますが、点検を行わなくても特に罰則などはありません。車検期限内であれば通常使用することは出来ます。運転中に特に問題や違和感がないのであればそのまま使い続けても大丈夫だと思いがちですが、点検するとオイル漏れ、冷却水不足、ボールジョイントブーツ破れなどが見受けられることがあります。いつも通りの使用方法と異なる峠走行や高速道路を使用した時などにそういった問題が突然露呈してしまうと、走行不能に陥るといったことになりかねませんので、定期点検を行い現在の車の状態を把握しておくというのは非常に大切だと思います。