ゴルフ2のセルモーター引きずり
ゴルフ2のセルモーターの引きずりが発生している状態。
エンジン始動時に、鍵から手を離しエンジンが始動しているにもかかわらず
セルモーターが回り続けてしまう現象。
原因はおそらくキーシリンダーかセルモーター本体
サーキットテスターで点検すると、キーシリンダーの電源はしっかりと遮断されるので
セルモーターが原因と断定。 セルモーターを交換します。
ゴルフ2はドライブシャフトの真上にセルモーターが取り付けられているため
ドライブシャフトのインナー側を取り外す必要があります。
セルモーター交換後は引きずりも無くなり快調です。
取り外したセルモーターを単体テストすると、ピニオンシャフトの戻りが悪い。
シャフトの飛び出しはしっかりとしているが、何度テストしてもシャフトの戻りがもたつく。
分解してみます。 マグネットスイッチ部のピストンに固着した油汚れが付着しており
キズも入っています。 清掃すると動きがスムーズになったが、まだ少し重たい感じがします。
マグネットスイッチを取り外し、手動でピニオンシャフトを動作させるとこちらも重たい。
ケースを分解すると内部にはカーボンや固着オイル汚れが大量に付着。
清掃とピニオンシャフトの可動部分に注油し組み込みますが、シャフトとケースブッシュ部分に
キズが入っているので動きが渋いです。
簡易オーバーホールを完了し動作テストすると、見た目はかなりスムーズにピニオンが
戻るようになりましたが、あまり長持ちしないと思われます。