タイロッドエンドとラックエンド
走行中にコトコトと音がしたりハンドルにカタカタと振動が感じられた場合には、タイロッドエンドかラックエンドに問題があるケースが多いです。
タイロッドエンドとラックエンドはステアリングギアボックスの左右に取り付けられており、兄弟のようなパーツです。
双方のパーツにはボールジョイントという部分があり、この部分にガタが発生すると異音や振動の原因になります。
ボールジョイント部分はグリースにより潤滑されていますが、ゴムブッシュと違い、タイヤからの振動やステアリング操作による力をもろに受けるため、摩耗により徐々にガタ付きが発生します。
ハンドルをいっぱいまで切り込んだ状態で段差を越えたり、停車状態でハンドルを切ることを普段から繰り返していると劣化は加速します。
この部分のガタを直さずにそのままにしていると、不快な異音や車内・ハンドルへの振動が発生。
ハンドルの遊びが大きくなり走行時のアライメント変化量も増えてフラつきやタイヤの偏摩耗等色々と不具合が起きます。
ハンドルを切った時に、コクン・カクンといった感覚を感じた場合には早めに点検しましょう。