PTクルーザー タイミングベルト交換
PTクルーザー2.0Lのタイミングベルト交換です。
交換部品は依頼者の持ち込みで作業を進めます。
車両のデザインが作業スペースを圧迫し、タイミングベルト交換には手間が掛かります。
今回のT型2000ccエンジンは、ACコンプレッサー、パワステポンプ、ラジエーター、コンデンサーの脱着、マフラーの切り離しが必要です。
エアコンのガス、クーラントを排出しラジエーター・コンデンサーを取り外します。
ACコンプレッサー、パワステポンプを取り外しマフラーを切り離します。
ロアエンジンマウント、クランクプーリーを取り外してからアルミブラケットを外します。
取り付けボルト位置が絶妙で、工具が入りません。
エンジンを傾けながらの取り外しになります。
ここでようやくタイミングベルトまで到達。
ウォーターポンプを取り外しましたが、ベアリングのガタつきで本体が少し削れていました。
クランクシャフトスプロケット取り外しはSSTを使用しますが、
手持ちSSTでは事足りないので呼び出しボルトを自作。
クランクプーリーもそうでしたが圧入してあるのかと思うほど抜けてこない。
個体差もあると思いますが、かなりの固さで取り付けされていました。
カムシャフトシール、クランクシールを交換しすべて元に戻します。
クーラント、パワステフルード、エアコンガスを入れて作業終了です。
作業性を考えると、同時作業であるウォーターポンプは必ず交換したほうが良いですね。