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ボルボXC70のショックアブソーバー交換

XC70のショックアブソーバーの交換を行いました。

 

 

少し運転しただけで、ショックが抜けきった時特有のカポカポという音がリア側から聞こえます。

左リアストラットは地面にオイルが滴るほどのオイル漏れを起こしていたようです。

地面に滴ってしまうほどのオイル漏れを起こしているショックアブソーバーはあまり見たことがありません。

早速取り外します。

フロント側はアッパーマウントとスプリングシート、リア側はアッパーブッシュを同時に交換します。

フロントのスプリングシートは亀裂が発生していますね。

リア側のブッシュは少しヘタリ気味でした。

 

 

リア側のストラットを取り外すと、かなりの錆が発生しております。

ショックアブソーバー下部が異様にしっとりしています。

錆の厚さも相当でかなり腐食が進んでいる状態。

よく確認すると、針の先ほどの穴が開いておりそこからガスとオイルが漏れだしたようです。

滴るほどオイルが漏れているという状況が納得できました。

オイル漏れが原因で、ブッシュのゴムも浸食されてワカメのようになっています。

相当フワフワとした乗り心地だったと想像出来ます。

 

 

ショックアブソーバーは内部にガスとオイルが充填されています。

それが抜けてしまうと内部に水が浸入することがあり、冬にそれが凍ってしまうと強烈なガチガチの乗り心地になることがあります。

めったにないレアなケースですが、ショックアブソーバーが抜けてしまうとそのようなことも起きます。

 

リアスプリングをスプリングコンプレッサーで縮めていると何やらおかしい。

折れてる!  半巻きカット状態。 アイヤ~まいった。

スプリングシート部分に隠されていたので気が付きませんでした。

 

 

幸いにもリサイクル品の在庫があったのでそちらに交換することにします。

自由長を比べましたが同じ長さだったので、全く問題無しですね。

 

XCはタイヤサイズが大きく車高が高いので、ショックが抜けるとロール量が大きくなり、かなり不安定になります。

以前よりも運転が怖い感覚がしてきた場合には、ショックが抜けてきているかもしれません。

今回のように4本すべて交換するのが理想ですが、抜けている側左右交換だけでも効果はあります。

お心当たりのある方は是非ご相談下さい。

 


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