(レストアNo1) S124 ヒーター系水廻りの洗浄 (vol.9)
ヘッドガスケットが抜けてオイルとクーラントが混ざっていた車。
エンジンを修理しましたが、もちろんクーラントを熱源としているヒーターにも影響はあります。
水回りの洗浄をしていきます。
始めにヒーターコア内に入り込んでるオイルを高圧エアで噴出してから行いました。
1、バケツに洗剤水を作りヒーター補助ポンプを利用し循環装置を作り洗浄をします。
2、ちなみに家庭用台所洗剤を利用してみました。
3、左側の入り口にホースを繋いだ所です。
4、右側の出口はヒーターコアは左右に分かれている為2つある一方を塞ぎ片方ずつ洗浄。
5、オイルが少しずつ出てきました。洗剤を入れ替え流し方を逆にも行いました。
6、ヒーター(ウォーター)バルブの中も分解点検します。
7、分解するとやはりオイルが溜まっていました。
8、オイルが付着しヌルヌル状態です。
9、洗浄後です。
10、他のパーツも洗浄しリビルト用の当社独自のゴムパーツを交換して組み立てです。
11、完成後は、漏れやバルブの作動テストをしています。
12、新品のヒーターホースと比べると、オイルの影響によってふやけているのが分かります。
ヒーター内部の洗浄後は温水ですすぐと若干オイルが少し出てきました。
その後ヒーターホース、ヒーターバルブを取り付け、廃車から抜き取った、まだ綺麗なクーラントを入れて、サーモスタットが開いてから何度もレーシング(空ぶかし)をして循環させクーラントの入れ替えを2回ほど行いました。
ラジエーターサブタンク内を覗いてもオイルらしいものは浮いていなかったので、なんとか取り除けたのではないでしょうか。