(レストアNo1) S124 ヘッドの組付け (vol.6)
錆による虫食いのパテ擦りも終わり、ようやくシリンダーヘッドを組付けられるところまできました。
今回ヘッドガスケットは低価格な社外品(OEM品)を使用しました。
ヘッドボルトの締め付けは、規定トルク+角度法で2回の締め付けになってます。
1、ヘッドを載せるためブロック上面をパーツクリーナーで脱脂しました。
2、ヘッド側も脱脂しました。
3、ヘッドボルトのネジの部分もブラシをかけてゴミやカーボンを除去しました。
4、VICTOR REINZ製 新品のガスケットと見比べてみました。
5、オイルの通る穴の周りにシーリングが追加されてます。オイル漏れ防止ですね。
6、こちらもシーリングが変更されています。
7、ガスケットをセット。
8、穴の位置にズレも無くぴったりです。
9、いよいよシリンダーヘッドを載せる時が来ました、実際には2人で載せてます。
10、ヘッドボルトの座面の所にオイルを塗り正確なトルクで締め付けできるようにします。
11、ボルトのねじ山の部分にもオイルを付けます。
12、今回使用したトルクレンチはプリセット式です規定トルクになるとカチッと音がします。
13、70n/m(ニュートンメートル)にセットしています。
14、2回に分けてボルトを締めました。1回目は30n/m 2回目で規定トルク70n/m でしめました。
15、角度締め付けトルクに欠かせない特殊工具 トルクアングルゲージ
16、ヘッドボルトレンチの上にセット ん 固定バーがとどかない
17、そこで固定バーにパイプを刺して使うと下からの距離があり、ずれてしまう為2人で押さえながら締めこみました。
18、締めこむのに力がいるので、パイプをレンチに延長しました。
19、これぐらいの長さで締めこむと腰にも優しいです。
20、組み上がったシリンダーヘッドです。6番の奥側2本が締めづらいです。
21、あとはカムシャフト等外したパーツを組付けていきます。
これでエンジン内部での、冷却系統にオイルが漏れることは無くなるでしょう。
エンジン始動が楽しみです。
それにしてもトルクアングルゲージは誤算でした、ヘッドボルトレンチがもう少し短ければよかったですね。