(レストアNo1) S124 エンジン不動修理 (vol.22)
朝はいつもの様にエンジン始動したのに、帰り工場に入れようとしたら
何故か、始動しなくなった。
ガソリン切れかと思いマフラーからの臭いを確認OKだ。
そこで、基本点検となる
プラグの火花の状態、燃料吐出、コンプレッション(圧縮圧)
全て問題ない・・・なのに何故?
そこで、考えられるパーツを交換してみた。
・クランク角センサー
・E/gコピューター
・OVPリレー
・イグナイター
・燃料ポンプx2
・燃料フィルター
・デストリビューターキャップ
・フューエルレギュレーター
・燃料ポンプリレー
また、以下のパーツを点検した。
・エアバルブの作動状態
・コールドスタートバルブの詰まりや噴霧状態
・フューエルデスビのフラップ(吸入空気量によって燃料の噴射量を決める)
をエンジンキーON(燃料ポンプ作動時)とOFFでは
指で押すと硬さが違う、燃圧が上がると硬い
以上の様なパーツ交換、点検をしたが症状は同じである。
ためしに、1番6番のプラグを外した状態でかけてみたら
当然、不安定だが始動した。
もう一度、マフラーの排気状態を確認すると出ていないことが分かった
「マフラー内の凍結」による物だと判明
インダクター(金属類を熱する装置)を使い、マフラーのサイレンサー部分を温めてみたが、何処で凍結しているか判明が分からず取り外すことにした。
再度、リアマフラーを外した状態でエンジンをかけると、正常に始動した。
寒い地域ならではに見舞われた症状だった。