2013-03-01
(レストアNo2) メルセデスベンツ S124 フロントロアアームブッシュリフレッシュ
ロアアームはボルトで固定されますが、車の上下方向の衝撃や振動を吸収するためにはある程度可動できる必要があります。
そのため、ロアアームの取り付け部はブッシュと呼ばれるゴム製の部品がかたくはまった(圧入された)構造になっていて、そのゴム部分がねじれることでロアアームが上下に動くことを可能にしています。
ブッシュは悪路を走れば負担が大きく掛かり、亀裂や断裂が発生します。
更に、ゴム製なので車歴と共に劣化し、亀裂や断裂だけでなく変形もします。
そうなるとハンドリングに影響するだけではなく、安全性も損なわれます。
かたく圧入されているため正しく脱着するには機材と技術が必要になりますが、リビルトロアアームの制作・販売も行っている当社はブッシュの入れ替えは得意です。
ロアアームの取り付けはただボルトを締め付ければ良いのではありません。
タイヤが接地した(1Gが掛かった)状態で締め付けなければ、ブッシュの寿命を早めてしまいます。