メニュー
HOME 輸入車パーツ販売整備/レストア ガラスコーティング メンテナンス辞典 ほくしょうの知恵袋 テスターKAYOブログ 社長の日常 マイレブログ 会社概要/経営理念 プライバシーポリシー アクセス お問い合せ  ● 採用情報 ●  ● 従業員規則・規定 ●


ログイン

ユーザー名:


パスワード:





パスワード紛失  |新規登録

メルセデスベンツ S124 水温が高い

以前から水温が高めだったS124。 ファンカップリングの空転量が多く、まずはファンカップリングを交換しましたが効果がありません。 水温センサーの問題で実際の水温とメーターの温度に差が出る場合もありますが、ヒーターの風の熱さからそれも可能性が低い。 エンジン回転を上昇させると水温が下がりやすい傾向にあるので、ウォーターポンプかラジエーターに問題がありそうです。

ウォーターポンプは水漏れが無く、冷却水の劣化状態も酷くありません。 ラジエーター左右での温度差が微妙に感じられるので、ラジエーター本体の問題が濃厚。

ラジエーター交換をすることになりましたが、予防整備としてウォーターポンプ、サーモスタットも同時に交換することになりました。 冷却水も全量交換です。

 

 

取り外したウォーターポンプは異音やガタ付き、内部の羽の状態は問題有りませんでした。

取り外したラジエーターはこのような感じ。 見た目で左右のタンク部分に錆は発生していますが、フィン部分はまだ問題なさそうに見えます。

 

 

作業後はこの時期に100度まで上昇してしまっていた水温も80度強で安定。

 

 

ヒーターの風も以前は熱いほどでしたが、それも緩和されました。

取り外したラジエーターは、目詰まり具合を確認したいので分解してみました。

 

 

内部の見た目はそれほど錆も発生しておらず、思っていたよりも状態が良い感じに見えています。

反対側から懐中電灯を当ててクーラントの通り道を覗くと、光が見える部分と見えない部分がかなりあることが分かりました。 3列ある水路のうち両端はかなり光が見えにくい状態で、実質真ん中の水路でしかクーラントの流れが発生していなかったようです。 詰まった水路に圧縮空気を吹き付けると、内部からヘドロ状になった冷却水が出てきました。 これが詰まりの原因です。

 

 

冷却水の管理状況が悪かったのか、車に合わない冷却水を使用していたのかわかりませんが長年使用してくると、普段からのメンテナンスがこのような場面で効果が出てきます。 冷却水だけではなく、エンジンオイル等も同じことが言えます。

手遅れになる前に、定期的なメンテナンスを行ってトラブルを未然に防ぎましょう。

 

 

 

 

 

 


[PR]

[PR]

TECH+の北翔からお知らせ

ガラスコーティング承ります

詳しくはこちら >>

[PR]

TECH+メンテナンスレポートとは?

本コンテンツは、北海道江別市の輸入車専門認証整備工場テックプラスが公開する自動車整備レポートです。
輸入車を愛するお客様に「長く、安く、安全に、快適に」お車とお付き合い頂いて欲しいという当社の理念のもと、「メンテナンスレポート」としてどなたでもお読み頂ける内容をお届けしています。
本コンテンツの内容は全て当社にて整備や修理、点検を行ったものです。

愛車についてお困りのことはございませんか?
最近気になるお車のちょっとした症状や、走れなくなってしまったというご相談など、
なんでもお問合せください。
また、車検のご相談も承っております。

メンテナンスレポート一覧はこちら

輸入車専門 認証工場 テックプラス

会社名:株式会社 北翔

所在地:北海道江別市江別太305-15

札幌からは、道央自動車を江別東インターで出ると約5分です。

お問合せ:お問合せフォーム

copyright(c)2006-2021 株式会社北翔