ゴルフ2 シンクロ 水漏れ修理
走行中にエンジンルームから白煙が発生し、クーラントが減っているとの連絡を受けています。 ラジエーターアッパーホース部分に亀裂が入り、そこからクーラントが漏れ出したようです。
ラジエーターホースを点検すると亀裂が入っていたホースだけではなく、他のホースもかなり膨らんでおり、亀裂したホースのみを交換してもほかのホースが破れる可能性が十分に考えられます。
ラジエーターホース一式交換を提案させて頂き、了承を頂きましたのでサーモスタットやクーラントフランジ、クーラント全量交換を含む整備を行います。
膨らんでしまったラジエーターホースは、酷いものは一回り程度伸びてしまっています。
水温センサーのハーネスも経年劣化で硬化し内部の銅線が見えてしまっていたので、こちらも修理します。
冷却水漏れの整備では、漏れた原因がホースの経年劣化によるものなのか、他の部分の不具合が起因して発生しているのかをしっかりと調べなければなりません。
電動ファン、サーモスタット、リターンホース詰まり、水温センサー、ヘッドガスケットなど、色々と水漏れが発生しうる原因が考えられるので、年式や走行距離なども含めて相対的な点検を行う必要があります。 冷却水漏れの修理を行ったばかりなのに、またすぐに水漏れが発生したことがある方などは要注意ですね。
その他にもフロントブレーキロータ・パッドの摩耗もありましたので、そちらも同時に交換し作業終了です。