アウディA4 8E フロントアーム一式リフレッシュ
アウディのフロントサスペンションはアームだけで8本も使用されています。 そのアームにブッシュやボールジョイントが組み込みされているので、構成点数はかなりの数になります。 切れているブッシュのみを交換する方法もあるのですが、ボールジョイント部分は非分解なのでボールジョイントにガタ付きが発生した場合にはアームAssy交換となります。 この辺りの判断はオーナーと相談しながら整備方針を決定します。 今回はアーム類を一気に全てリフレッシュすることになりました。 使用したアーム類はマイレのアーム12点セット。 アームを7本以上交換する場合にはこちらを使用したほうが、かなりお得です。
フロントアッパーアーム左右4本
フロントロアアーム左右4本
ラックエンド左右2本
スタビライザーリンク左右2個
取り付けボルトナット付属
8Eになってからアッパーアームボールジョイント取り付けボルトが大分取り外しやすくなりました。 固着はありましたが、8Dの頃から比べるとかなり改善されています。
傷みやすいアッパーアームは4本全てブッシュが切れています。
ロアアームブッシュも傷んでいます
1G締め付けで全て取り付けし、アライメント調整を行い作業終了です。
アウディのしなやかな走行フィールを支えている複数のアームですが、ステアリングを切り込み車体にロールやヨーが発生した時に大きな違いが出てきます。 ブッシュのヨレと捻じれがアライメントの変化量をコントロールし常に安定した状態が保たれることにより、安全・安心・楽しい運転が実現されます。 走行距離が伸びてきている個体にはかなり効果があると思います。