BMW E46 Mスポーツ フロントサスペンションからの異音
フロントサスペンションから異音がするとのことで入庫したE46。 運転するとかなりガツガツとした音と振動が確認できました。 典型的なボールジョイントのガタ付き感です。 ステアリングも左にかなり曲がっており、DSCの警告灯も点灯しています。
早速点検。左フロントロアアームサブフレーム側のボールジョイントに、かなりのガタ付きが発生していました。
ロアアームボールジョイントのガタ付きによる振動と異音が酷く、他の個所のガタ付きに気が付かなかったのですが、右フロントストラットマウントも結構なガタ付きが発生していました。 スタビライザーリンクブーツとロアアームボールジョイントブーツもひび割れています。
オーナーと相談しロアアームとスタビライザーリンクは左右、ストラットマウントは右側のみを交換することにしました。
DSCの警告灯はABSセンサーとステアリングアングルによるエラー。 ABSセンサーはコード消去後に再発せずアングルセンサーのみ発生しているので、ステアリングのセンターを修正すれば完治しそうです。
ロアアーム、スタビライザーリンク、ストラットマウントをサクッと交換しアライメント調整。
異音、振動も解消されDSCの警告灯も消えました。 DSCの警告灯は他の整備工場で20万円以上の見積が出ていたようで、改善されたことによりかなり喜んで頂けました。 エンジンオイル漏れやクーラント漏れも発生しているので、次回の入庫時にはこの辺りを整備していく予定です。