トゥーランのCVジョイント交換
左フロントドライブシャフトのインナー・アウター両方のCVジョイント交換依頼です。
走行するとドライブシャフトのグリース切れ特有のカリカリ音。 ステアリングをさほど切り込まなくても音が発生しており、振動も感じられていることからあまり良い状態ではなさそうです。
ドライブシャフトを確認するとアウターブーツのバンドが外れており、応急処置で針金で締め付けされていました。
アウター側のCVジョイントの状態は内部グリースが抜けて水が混入してしまい、かなりの錆が発生していました。
早速新しいCVジョイントに交換します。
作業中にスタビリンクのブーツ切れを見つけたのですが、オーナーと相談し今回は保留としました。
ドライブシャフト取り付け
ドライブシャフトは大きく分けて3つのパーツで構成されています。
CVジョイントアウター、ドライブシャフト、CVジョイントインナー。
ドライブシャフトの命であるシャフト部分は非常に頑丈で、折れたり曲がったり、スプラインの山が削れてしまうといったケースはほとんどありません。 ブーツ交換かもしくはパーツ供給があればCVジョイント交換で復活します。 ステアリングを切り込んだ時にカリカリコリコリといった音がした場合は、ブーツ切れが発生しているか、ブーツバンドが緩んでそこからグリースが漏れてCVジョイントから音が発生していることが多いです。 走行距離が伸びた車両は、摩耗によるガタ付きから音が発生することもあります。 最初は気のせいかと思うレベルですが、症状は確実に悪化しステアリングを少し切り込んだだけで音が発生するようになり、振動も感じられるようになります。 最悪はCVジョイントが破断してしまうといったこともありますので、早めに点検・交換するようにしましょう。