ジェッタ 1K タイミングチェーン交換
以前からエンジン始動時の異音をオーナーが気にされていて、ついにエンジンチェックランプが点灯するようになってしまったジェッタ。 エラー内容は、まさにタイミングチェーンが伸びてしまったことによる物でした。
まだ症状が軽症ということもあり、チェーンとガイド、テンショナー、クランクシールの交換を行い、スプロケット関係は続投します。
タイミングチェーン、チェーンガイド、テンショナー、クランクシール
この型のエンジンは、タイミングの合いマークが無いのでSSTにて位置を特定し、固定する必要があります。
新品のチェーンと比べるとそれほど差が無いように感じますが、組付けしてある状態だとかなり弛んでいます。
クランクシールも交換して組付け。 チェーンはしっかりと張っており、タイミングがずれてしまうようなこともなくなるでしょう。
エンジンオイル、クーラントのエアー抜きを行いテスト。 エラー表示も消えて正規のタイミングに戻りました。 一晩おいて冷えている状態からエンジンスタートさせて異音の状態も確認。 まったく問題無しです。
タイミングチェーンが伸びてくると、エンジンチェックランプが点灯してエンジンの調子が悪くなるだけではなく、伸びたチェーンがケースを叩いて切れてしまうといったこともまれに発生しますので、症状が悪化する前に必ず交換して下さい。