ボルボ XC70 タイミングベルト交換
ボルボXC70のタイミングベルト交換です。 走行距離は約180,000km。 交換履歴が分からないのですが、おそらく今回で2回目だと思います。
最近はタイミングチェーンを使用されているエンジンが増えているのですが、まだまだベルト使用の車種は多いので定期交換が必要です。 XC70は整備書では10年もしくは16万km毎に交換というサイクルなのですが、実際にはその前にベルトに亀裂が入ってしまうなどの症状が多いので、最低でも車検時にはベルトの点検を確実に行ってもらう必要があります。
亀裂が入ったベルト(参考画像)
エンジンマウントがタイミングベルト側に無いので、交換しやすいです。 合いマークが無いので印をつけてから取り外し。
ウォーターポンプ
タイミングベルト取り付け。 カバー、ファンベルト、クーラントを入れてエア抜きを行い終了です。
走行中にタイミングベルトが切れるとエンジンが突然停止します。 ハンドルが重くなりブレーキも効きにくくなるのでかなり危険です。 エンジンによっては、バルブとピストンが干渉してしまいエンジンの分解修理が必要になることもあります。
私は一度だけ走行中にタイミングベルトが切れた経験があります。 2速から3速へ変速後に突然エンジンが停止。 キャブ仕様のエンジンだったのでエンストしたのかと思いクラッチを繋いでみると、エンジンが無反応。 そのまま先頭で次の信号につかまり停車。 セルを一瞬回すと明らかに空転しているような音。 交差点の先頭だったので、車を降りて路肩に強引に車を押していると、背中が”グギッ”となり思考停止。 痛さに耐えながらJAFを呼んでそのまま自宅に戻り会社は休むということがありました。
タイミングベルトに劣化がある場合には、必ず交換することをお勧めいたします。