BMW MINI R53 たまにエンジンが掛からない
コンビニなどに立ち寄った時などに、エンジンを再始動しようとすると掛からないことがあるミニ。 エンジンが温まるとその症状が出たり出なかったりするようです。
症状が出たり出なかったりというのは非常に厄介で、同じ症状が再現されないことが多く原因特定が難しいことがよくあります。 今回のミニは症状を再現させようとしていると水温が上昇。 電動ファンが全く回っていない状態でした。 もしかすると水温が上昇しフューエルセーフが働いていたのかもしれません。 何よりオーバーヒートしたまま走行していたことが予想されるので、まずは電動ファンの修理から着手します。
ミニは低速ファンが回らない症状がよくあるのですが、現状は高速も低速も回りません。 リレーもヒューズも問題ないので、ハーネスの断線を疑ったのですが結局原因はヒューズ切れ。 電動ファンのリレーではなく、電動ファンのリレー通電のヒューズ切れでした。
ヒューズを交換すると、今度は高速側は回りますが低速側が回りません。 レジスターを取り外すと、やはり切れていました。 通常レジスターが故障すると純正ではレジスター単体の供給が無いので、電動ファン一式交換となります。 当店でも取り扱っておりますが、レジスター故障が多いことからリペアパーツがアフターマーケットから発売されており、レジスターのみ交換するというのが定番となっています。
レジスターを交換し、再度テスト。 ヘッドガスケットは問題なさそうです。 水温も安定し、電動ファンも正常に動作しています。 エンジンが停止してしまうという症状は何度テストしても再現されず、特に問題が起きているわけでもないので、この状態で様子を見てもらうことにしています。