パサート R36 エンジンの微妙な息つき
購入当初から微妙にエンジンが息つきしていたR36。 エンジンに関するエラーは特に出ていないのですが、5番シリンダーのエラーにはならない程度のミスファイアが他シリンダーよりも少し多い状況。
まずはスパークプラグを交換しましたが、症状が改善されませんでした。 後日オーナーより連絡があり、ご自身にて5番シリンダーのイグニッションコイルを交換すると、完治したとの報告を受けました。
イグニッションコイルは使用年数が経過してくると、火花は飛んでいるのですが新品よりも火花の強さが弱くなることがあるので、全て交換するとエンジンの調子が以前よりもよくなるということがあるようです。
火花が弱いとシリンダー内部では引火速度に違いが出てしまうので、完全燃焼する前にピストンが下がり始めてしまい本来のエンジンの能力を引き出せないということになります。 燃焼効率が下がるとエンジン出力が低下するだけではなく、不純物の発生も多くなってしまうでエンジンオイルの汚れや燃費の悪化を招きます。 カーボン堆積量も増えて来るので、徐々にエンジンが不調になっていくというスパイラル。 走行距離が伸びてきている方は、プラグを含めて全て交換しても良いかもしれませんね。