W124 走行中の異音とクーラントの減少
走行中に異音が発生し、峠の上り下りでクーラントの警告灯が点灯することがある状況のW124。
冷却水路に圧をかけてクーラント漏れを点検。 ラジエーターアッパーホースバンドからの漏れだったので、ホースバンドを交換。
異音はパタパタというか何か叩いているような音です。 色々と点検すると遮熱板の裏側から聞こえています。 遮熱板を外しプロペラシャフトを確認するとブーツが破れていました。 プロペラシャフトが回転するとブーツがベアリングブラケットを叩いていたようです。
パーツを取り寄せて交換。 予防整備としてコンパニオンプレートとベローズベアリングも交換しました。 パーツ取り寄せの間に応急処置としてシーリングしたので、白いシーリングが付いています。
ブーツは伸縮に対応するように、形状がジャバラに変更されていました。
異音が発生した時点で点検にご来店頂いたのでプロペラシャフトのスプライン部分に水が入らずに済みましたが、ブーツが千切れて音がしなくなってしまいそのまま数年経過すると、ブーツから水が浸入し錆びが進行、最悪プロペラシャフト交換が必要になったかもしれません。 オーディオやエアコンを切って車内を静かにした状態で走行すると異音に気が付きやすいので、たまに車内を静かにした状態で走行してみましょう。 何かに気が付くかもしれません。