TECH+メンテナンスレポート

短期間で結構な量のクーラントが減ってしまうE65。　嫌な予感がしますが点検します。　漏れている個所は、サーモケース裏側のエンジンブロックの穴からでした。　原因はウォーターフィードパイプのパッキンです。

エンジンを下さなければ交換できないという厄介な個所で、ディーラーでは相当な修理費用が掛かると言われています。　補修パーツとして当店でも取り扱いがありますが、エンジンを下さなくても作業出来るように分割されたパイプを使用し修理するので、費用をかなり抑えることが出来ます。

パイプにたどり着くまでには色々と外さなければなりません。

見えてきましたウォーターフィードパイプ。パイプが長く通常はエンジンを降ろして後側に抜き取るパイプです。　このパイプのOリングが劣化し、エンジン外部にクーラントが漏れ出します。

エンジンを降ろさずに作業するのでパイプは切断して取り外し、新しいスライド式のパイプを取り付けします。

サーモスタットとウォーターポンプ、ファンベルトも予防として同時に交換します。　クーラントは全量交換です。

クーラントを入れエア抜きを行い、加圧テスト。　翌日まで加圧し続けて問題が無いことを確認し作業終了です。