BMW E61 失火によるエンジン警告灯
アイドリングでエンジンが振動し片肺状態のE61。 どこかのシリンダーが失火していると思われます。
点検すると1番シリンダーがミスファイヤを起こしていました。 1番シリンダーのスパークプラグの先端は混合気のガソリンが付着し濡れていました。 失火状態で走行を続けると、シリンダーを素通りした混合気が排気温度の上昇する触媒で発火点となってしまい、触媒を損傷させてしまいます。
スパークプラグとイグニッションコイルを全て交換します。 交換後に元々取り付けられていた1番シリンダーのイグニッションコイルを取り付けるとやはり失火しました。 コイル不良ですね。
エンジンの失火はシリンダー数が増えると気が付きにくくなります。 V12エンジンになってくると、オーナーでも気が付かないことがあるので、なんとなく加速が悪い、燃費が悪くなった、排気ガスが臭いなどを感じた場合には、失火しているかもしれませんね。