BMW F10のヒーターコア
ヒーターコアの目詰まりでヒーターが暖かくならなかったBMW F10。 ヒーターコアはロウ付けされているような構造なので、分解ではなく切断してコア内部を確認してみました。
見た目は特に目詰まりしているようには見えません。 詰まっている場合この状態でヘドロのようなものが確認されることが多いです。
0.3mmのアルミ板を用意してコア内部に差し込んでみました。 深くまで差し込み出来る個所と、ほどんど差し込むことが出来ない個所があります。 アルミ板をグリグリすると、ガサガサとした手ごたえを感じながら差し込み出来る個所もありました。
アルミ板には粉っぽい物が付着。 クーラントはブルーなので、クーラントが劣化して目詰まりしているわけではなさそうです。 アルミ製のヒーターコアが化学変化を起こして腐食しているように見受けられます。
通常ヒーターコアやラジエーターの目詰まりは、長年蓄積された不純物が堆積しヘドロのような物が詰まっていることが多いのですが、今回はそのような感じではありませんでした。 5シリーズだけではなく、近い年式の3シリーズでも同様の症状が起きているようですので、この年代のBMWオーナーは要注意ですね。