BMW E90 ABS警告灯
リアドライブシャフトの錆が原因によるABS関係のエラーが発生し、ドライブシャフトAssy交換を行ったE90ですが、最近またABSの警告灯が点灯するようになったとのことで入庫してきました。
リアドライブシャフトは交換したばかりなのにまさか再発したのかと思いましたが、原因はフロント側のABSセンサー不良でした。 フロント左側のセンサー不良ですが、予防も兼ねて左右交換しています。
リアドライブシャフトのリング部分には錆止め塗料を塗布しておきました。
ABSセンサー(パルスセンサー)は突然故障してしまうこともありますが、ある一定速度以上になると正常に作動しなくなるという故障もあります。 この場合には一度エンジンを停止させると警告灯が消え、一定速度以上のスピードを出さなければ警告灯が点灯しないという状態になります。 大抵の場合には診断機で点検を行うと、警告灯の履歴が残っておりどの部分のセンサーに問題が発生していたのかがわかるようになっています。 ABSセンサーが故障するとABSが作動しなくなります。 横滑り防止装置やトラクションコントロール機構付きの車輛は、それも動作しなくなります。 場合によっては常時トラクションコントロールが作動し続けてしまうという症状が発生する場合もありますので、異常を感じた場合には、まずは点検しましょう。