メルセデスベンツW212セダン ATF交換
走行距離は伸びていますがATF交換歴が何度かあるE350です。
ベンツはトルクコンバーターにドレンボルトが取り付けられている車種があるので、オイルパンとトルクコンバーター両方からオイルを排出します。 トルクコンバーター内部だけでも数リットルのオイルが出てくるので、混ぜながら交換する必要があるATFですが混ざる量が少なくて済みますね。
オイルパンを脱着。フィルター・パッキンを交換します。
夏の期間はお客様に必ずお伝えするのですが、ATF量の調整のためにトランスミッション温度を下げる必要があります。 ご来店時はエンジンもミッションも熱々の状態なので、オイルを抜いてからスポットクーラーで1~2時間程冷やしてからオイル量を調整します。 調整は診断機で油温を見ながら規定温度を越えないように素早く作業する必要があります。
ATFは抜いた量よりも1L多く入りました。
走行距離が伸びていても定期的にATF交換をしていたおかげで抜いたオイルもそれほど汚れておらず、交換後も全く問題有りませんね。 定期交換しているので交換後に何か体感を得ることは難しいですが、交換しても何も変わらないということが予防整備としては理想的なことだと思います。