TECH+メンテナンスレポート

トランスファーのエア抜き穴からオイルが吹き出しているW124。　内部ピストンのパッキン劣化によりオイルが溢れ出てきてしまう症状です。　冬前にオーバーホールします。

トランスファーを下ろしオーバーホール

作業中に問題が発覚！　ベアリングが異常摩耗し、本体ケースも摩耗しています。手持ちのトランスファーがあったので、そちらのベアリングとケースに交換し事なきを得ました。

これが問題のピストンパッキン。　クラッチ部とトランスファー部を仕切っています。

搭載

作業後は各部フルード補充とエア抜き作業を行い試運転。 50:50まで作動させて問題が無いことを確認し納車です。　オーバーホールパーツはまだ入手可能ですので、トランスファーベアリングとケースが摩耗してしまう前にご相談ください。