ゴルフ6ヴァリアント ウォーターポンプ交換
ウォーターポンプからクーラント漏れが発生しているゴルフ6です。
ツインチャージャーエンジンのウォーターポンプは特殊構造で、スーパーチャージャーのON・OFFを制御するためのマグネットクラッチ付きツインプーリー構造になっています。 スイッチがOFFの時にはウォーターポンププーリーのみが回転し、ONになるとスーパーチャージャー用のプーリーが回転し始める仕組みです。
取り外したウォーターポンプは溝にベルトのゴムが固着しており、負担が掛かっていたことが予想されます。
ベルト2本、クーラントもほぼ全量交換しエンジンオイルの依頼もあったので同時に交換。 スーパーチャージャーマグネットクラッチのエラーコードを消去し納車です。
ベルト式ウォーターポンプにはセンサーなどが取り付けられていないので、水温の上昇やクーラント漏れ、異音で故障に気が付きます。 タイミングベルトタイプのエンジンの場合には、ベルト交換時に予防として同時交換することが多いのですが、チェーン式エンジンの場合には故障した時以外には交換することがありません。 予防整備としての交換タイミングがなかなか難しいのですが、一度も交換したことがない場合には、走行距離が10万kmに達する前に交換しておいても良いと思います。