BMW E65 オイル漏れ修理
エンジンオイルを毎日1L近く補充しなければならい程のオイル漏れが発生しているE65です。
エンジンを始動するとかなりの量のオイルが漏れてきます。タペットパッキンからも漏れていますが、エンジンオイルクーラー取り出し口付近からの漏れが一番酷い状態。E65ではよくある漏れ箇所なのですが、修理するには場所が場所だけに色々と取り外す必要があります。
まずはタペットパッキンを交換。これもまたパッキンの硬化が酷くカバーが外れてきません。なかなかのしぶとさです。 ヒートガンで温めながらの作業となりました。
タペットパッキンはパキパキ状態。曲げるとポキポキ折れます。V8エンジンの発熱量を物語っていますね。
そしてオルタネーターブラケット裏のシール交換。エンジンマウントブラケットの固定も兼ねているので、エンジンを持ち上げながらの脱着作業となります。
取り外したブラケットを確認すると硬化したゴムシールが割れて一部貫通している状態でした。ここから大量のオイルが漏れ出していたようです。
オイルクーラーのサーモスタットOリングも交換。オイルまみれのオルタネーターは洗浄して取り付け。
パワーウィンドウレギュレーターも故障しているでこちらも交換。ワイヤーがローラーから外れてしまっています。
オイル漏れは収まりましたが、タペットパッキンの硬化具合から他個所から漏れが発生する可能性があることを伝えて納車となりました。