パサート3Cヴァリアント エンジン不調
走行中に突然エンジンが不調になり入庫してきました。信号待ちでエンジンの調子が悪くなり、走行するもエンジンがストールしたりハンチングしてしまう状態。なんとか自力で当店までご来店されました。
実際に走行テストを行うとハンチングしてしまうので、アクセルを常にON・OFFしているような状態。停車すると安定。停車状態でアクセルを踏み込むと綺麗にエンジンが吹け上ります。スロットルボディーのエラー履歴が残っていました。翌日朝一の冷えている状態でエンジンを始動すると直後にストール。その後は安定し始めたので色々と点検します。
結果的にスロットルボディーのハーネスが原因でした。内部で断線しかけているのかコネクターの接点が悪いのかまではわかりませんでしたが、ハーネスを少し修正するとエンジン不調が直りました。一時的に直っている状態と考えられるので交換します。
納期に時間が掛かりましたがハーネス付きコネクターに交換します。ハンダ接続と収縮チューブで保護します。
保護テープをほどきハーネスを確認しても被覆が硬化して割れている状態ではありませんでした。
エンジン付近のハーネスですが、大きく熱が加わるような個所でなく見た目は問題ありません。触った感じも柔軟性がまだあります。発熱量の多いエンジンなどでは熱による硬化でハーネスがパリパリになることもあるのですが、今回は何故にこのようなことが起きたのか不明です。ワーゲン・アウディ系は場所によってハーネス劣化により接触不良を起こすことがあるので要注意ですね。