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2007年9月19日(水曜日)

♪ ついに来てしまいました一人でシカゴ・・・

カテゴリー:  | 16時55分59秒

一人でシカゴに・・・・ 

昨年のアメリカ ラスベガスで行われていた 「NASEショー」で知り合い、それから取引をしていただいている機械メーカー(インダクターと言う当社で使っている機械)に行ってきました。

 日本では全く作られていない機械で、車などや看板に貼られている シール(デカール)やトラックの荷台に塗られているコーキングなどを簡単に奇麗に剥がせたり、接着剤を使って取り付けられているガラスはもちろんプラスチックやモールを傷めずに奇麗に早く剥がしたり、ボルトなどを局部的に熱したり、自動車業界では頻繁に起こる作業でとても活躍するマシンです。

 当店では、入庫してきた車の中にカッティングシートを使った看板やマークが貼られた車が入ってくるケースが多いのですが、その看板を貼ったままのドアやフェンダーをそのまま販売する訳にはいきませんので、過去から色々試行錯誤しながら苦労してきました。

 他にもリアガラスなどは接着剤の厚みが薄いケースが多いため、今までのようにワイヤーで接着材を切っていくとガラスに傷が入って商品価値を下げるケースが多く、とても困っていました。

 そこで見つけたのがこの機械!

 昨年のNASEショーに行った時に見つけ、機械の機能に驚き、その場でオーダーしてきました。

それから何軒かの修理工場さんや同業者に見てもらうことがあり、今までに15件ほど注文をもらってまいりました。

そして最近、また注文をいただくことが増えてきたため、メンテナンスや故障時の対応など、キチッと行いながら販売を行っていく必要があると考え、その辺を教えていただくために作られている会社に来たというわけです。

来てびっくり・・・・ 大きな会社をイメージしていたのですが、完全な家内操業会社・・・・ 受注生産に近い状態・・・・ しかし、昨年のNASEから10ヶ月間での機械のあらゆる進化と、今までの経緯とか、サービス体制、色々聞かせていただくと、大手ではできない小規模だからこそ出来る対応力に感動しました。

ここの社長さんは10年ほど前まで30年間 ボディーショップ(板金塗装会社)で働いていたらしく、その中でスピードや正確性や安全性を追求してこのマシンを考えて自分で造り、何度も何度も改良して今に至ったと聞きました。

 「現場が希望するツールを、現場の自分が考案して作った」と言うことなのです。

 これには本当に感心させられました。 

 現場から生まれた マシン だからこそ、現在全米に多くのマシン使用者が居て、沢山の要望や出た問題に対して積極的に取り組む姿勢があるのだと思いました。

 これが「大量生産」「大量販売」の会社だとそうはなかなかいかないかも・・・・

 一度大量に作った商品は売り切るまで 進化したノウハウがあっても出さないのが多くのやり方・・・

 しかしこの会社のように受注生産に近い状態なので、改良から新製品が出るまで数か月だそうです。

こんな会社であると知り、日本ではまだまだ現場が作業効率を追い求める姿が乏しい中、私なりに広めていきたいと思っています。

そもそもこの会社の社長さんのようにボディーショップで雇われていながらマシンを開発した理由を考えると、アメリカでは工場の技術者は工具は自分でそろえる習慣だからだと思います。

 日本では、ほとんどの工場が工具は会社持ち・・・・ 文化の違いが生んだマシンだと思いました。

これから色々な場面で紹介したり、実演したりして広めていきます。

ご質問については遠慮なくメールください。 

 

(画像は帰国してから掲載いたします。)

 


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