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2016年12月28日(水曜日)

W124のATF交換

W124 E500を所有しているオーナーは、かなり車両の維持に気を使われている方が

多いです。 ミッションを修理したばかりということもあり、今回は早めにATF交換を

行いたいとの依頼です。 
 

早速ATFを抜くとグレープジュース並みに綺麗な状態。 お酒が好きな方はワインのように
 
みえるかもしれません。 このまま元に戻してもまだまだ使用出来そうです。


 

E500という車を十分理解しているからこそ、メンテナンスを意識している方は
 
このレベルなのですね。 ATフィルターも同時に交換。 外したオイルパンを綺麗に
 
洗浄し取付。 ATFは8リットル程使用しました。

ATFはエンジンオイルと違い燃焼による影響を受けることがないため、交換サイクルが
 

長くなります。  ATF交換を怠ることでエンジンのように異音が発生することも
 
ほとんど無く、取り扱い説明書にも交換に関する記載がない場合も多いため
 
メンテナンスを意識しなくなりがちですが、交換しなくて良いわけではありません。

ATFで満たされているトルクコンバーター。 内部構造は扇風機の羽が向かい合っている
 

ような形状で片側の羽はエンジンと接続され、対面の羽はATミッションと接続されていま

す。 エンジンの動力で回転した羽がATFを攪拌し、発生したATFの流動でATミッション

接続されている羽を回転させ車を走行させます。

車を手で押したことがあるという方は少ないと思いますが、かなりの重さです。
 
少しでも傾斜があると大きめの車はまず一人では重すぎて押せません。
 
手で押すだけでも一苦労な重さの車を、ATFの流動だけで走らせるのですから
 
トルクコンバーターとATFにかかる負担は相当なものです。
 
ATミッション内部は複雑な形状をしており、ATFは迷路のようなバルブボディーを
 
通過し、走行に最適な油圧を発生させます。 加えて多版クラッチ、ブレーキバンド、
 
遊星ギアなどの潤滑も行います。 過酷な状況下でさらに泡立ちも押さえなければ
 
なりません。
 
これだけの仕事を担っているATFを交換しなくて良いわけがありません。
 
ATFは間違いなく劣化します。
 
ATF交換が出来ないほどATFやミッションが傷んでしまう前に、ATFの定期交換を
 
行うようにして下さい。
 

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