ＦＲタイプエンジン（エンジンが縦置きで後輪駆動）の冷却装置として多く用いられているカップリングファン

 

この中心にあるファンクラッチはエンジン内部の温度によって回転を制御する大切な装置。

ファンが回らなければエンジン内部を冷やす冷却水（クーラント）を冷ますことができなくなり、エンジンがオーバーヒートを起こしてしまいます。

そこで、カップリングファンの簡単な点検方法をご紹介します。

方法はファンを指で回すだけ！

※　点検前は必ずエンジンを停止させて、バッテリーのマイナス端子を外してから行なって下さい！

・　正常な状態のカップリングファンは・・・

指で回すと若干の抵抗がありますがスムーズに回すことができる。

・　異常な状態のカップリングファンは・・・

指で回すと抵抗がなく簡単に回る。（ファンクラッチが滑っている）

指で回すと大きな抵抗を感じ、回すのが困難。（ファンクラッチが固着している）

カップリングファンはエンジンの冷却だけでなく、エアコンのコンデンサーも兼用して冷やしている車種もありますので、これからの季節は無視ができない重要な部品であることを覚えておいてください。

 

　藤村