不具合を調整して解消
エンジンを掛けると車体の前方から『カリカリ』や『シャー』という異音が鳴る場合があります。
この異音が発生する車体の大半はエンジンが縦置きのFRタイプで、かつクーリングファンをクランクプーリーで駆動しているものです。
この異音の原因はクーリングファンとファンシュラウドが干渉をして鳴ります。
なぜ干渉をしてしまうのか?
原因はエンジンを支える『エンジンマウント』の劣化によるものなのです。
マウントのゴムが経年劣化により痩せたり、切れてしまうとエンジンが傾きクーリングファンとファンシュラウドがぶつかり、異音が発生します。
この不具合を解消する方法の1つとして、ファンシュラウドの位置を上方または下方へずらすことにより一時的に解消ができる場合があります。
それでも解消ができない場合はエンジンマウントの交換が必要となります。
しかし、構造が複雑と思える自動車でもちょっとした微調整で不具合を解消することが出来るのですね。
他の例として・・・
ヘッドライトを点灯させるとベルトが鳴く場合
それはオルタネーター(ダイナモ)のベルトが緩んでいるときに起きます。
写真の様にオルタネーター(ダイナモ)を矢印の様にずらしてベルトの遊びを微調整します。
最近の自動車はベルトの遊びを『オートテンショナー』で自動調整されて、自分で調整することが出来なくなり楽にはなりましたが、車好きには何だか物足りない様な気もします。
藤村
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