車の倍力装置です。
マスターバック(ブレーキブースター)はブレーキペダルの踏む力を
強くしてくれる倍力装置で、普段何気なく踏んでいる力を
数倍にして、各車輪にブレーキ圧力を高めてくれています。
このブースターの原理は、エンジンの負圧(真空圧)を利用して
内部の大きなピストンを引っ張り、接続されているロッドで
マスターシリンダー(油圧)のピストンを押し付けて
ブレーキが効くようになっています。
マスターバック内部は、密閉されたケースの中にゴム膜を使用しているため
経年劣化でこのゴムに亀裂が生じたり、構成部品の不具合によるエア漏れで
密閉状態を保たれなくなり、ブレーキの効きが悪くなります。
また、マスターバックに繋がっているゴムパイプの不良により
十分な負圧が得られずこちらも、ブレーキの効きが悪くなります。
マスターバックの点検方法として、エンジンを停止後
ブレーキペダルを3~4回踏み込んでも軽い力で踏めれば問題ないですが
1~2回でペダルが硬くなるようであればどこかでエア漏れをしているか
エンジンのインレットマニホールドに繋がっているゴムパイプの劣化で
余計なエアを吸い込み、十分な負圧を作れないためマスターバックの作動に
影響があるかもしれませんので、それらの点検が必要です。
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