マクファーソンストラットの構成部品と損傷具合
サスペンションの中でストラットとは、路面からの衝撃を和らげる装置で
様々な部品で構成されています。
「ショックアブソーバ」 内部にオイルが入っており、車体の上下揺れを抑えてくれます。
シリンダーからオイルが漏れるといつまでも揺れが止まらなくなり
乗り心地にふあふあ感があります。
「スプリングコイル」 路面からの衝撃を緩和してくれます。
錆や経年劣化でスプリングが折れ車体が傾くことがあります。
「スプリングシート」 スプリングがストラットからズレないようにするための皿です。
写真はボルボ車に使われいるパーツですが
ゴムの損傷によりカラーが抜けてしまっています。
「アッパーマウント」 車体とストラットを固定する部品でフロント側にはステアリングの
回転運動を軽くするためベアリングが組み込まれています。
ベアリングが損傷してくるとハンドルが重くなったり
異音が出ることがあります。またこちらもマウントゴムにひび割れが
酷くなるとショックアブソーバーの頭の部分が突き抜け走行に危険です。
「ダストブーツ」 ショックアブソーバー・シャフトを覆う部品で破れることによって
泥やゴミなどが付着しオイル漏れの原因となりショックアブソーバーの
寿命を早めてしまう。
「バンブラバー」 大きな段差を乗り越えた時スプリングがいっぱいに縮んだとき
ショックアブソーバーの底付きを抑えてくれる部品です。
バンプラバーが損傷するとアブソーバーに負担が掛かり寿命を早めます。
どれ一つをとっても、乗り心地に大切な部品ですので「あれっ」なんか変って思ったら
点検が必要です。
大浦
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