スロットルポジションセンサーが壊れると
スロットルポジションセンサーとは、スロットルバルブの開度の度合いに従い燃料の増減やカットをするセンサーです。
この部品に不具合がある場合の症状として、アイドリングの不安定化やハンチング、加速時の息つき症状、減速時に燃料がカットされず燃費が悪化することなどが挙げられます。
例えば、スロットルバルブが閉じている状態でも2つの状態があります。
1つはアイドリング状態の時、センサー不良によりスロットルが閉じているにも関わらず開いていると判断されてしまうと、必要以上の燃料が噴射されアイドリングが不安定になるなどの症状が発生します。
2つ目は、走行中のアクセルオフの時、つまりエンジンブレーキ状態では約1500rpm以上の際は燃料をカットするはずが噴射されたままになり、燃費の悪化に繋がります。(数値は車種により異なります)
同じ全閉でも、条件が変われば違う制御方法になります。
アクセル全閉という状況一つをとっても、電子制御は車の状況を判断しているのです。
これに加え、アクセル開度を細かくCPUにフィードバックさせる事で、点火時期や燃料噴射の最適化を図ります。
アクセルの開度(スロットルバルブ開度)はエンジン制御には欠かせない情報の一つなのです。
大浦
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