エアコンフィルターにマスク!?
近年の車には『エアコンフィルター』が必ず備わっていて、外気からの粉塵や花粉の除去、脱臭の効果があります。
その『エアコンフィルター』が汚れてしまうと、上記の効果が薄れる他にもう一点問題が起きます。
ライフ(JB6)を例にとって説明します。
エアコンフィルターの取り付け位置は車種によって違いますが、大半は助手席のグローブボックス内から交換が出来るものがほとんどです。(輸入車の一部には車外から交換するものもあります)
エアコンフィルターを取り外した写真
エアコンフィルターの周りにあるゴミはこのフィルターから出てきたもの。
エアコンフィルターの真下には空気を送り出す『ブロアモーター』があり空気をヒーターユニットケースへ送り出します。
ブロアモーターを取り外し、中を覗くと見える赤く四角く囲った部分からブロアモーターを使ってヒーターユニットケースへ空気を送り出します。
そこで室内空調の仕組みについて簡単に説明をします。
ブロアモーターで外気吸入口から空気を吸い、熱媒体(空気を温めるヒーターコアと空気を冷ますエバポレーター)のあるユニットケースへ空気を送り出します。
形は違えど基本的には以上のような構成で室内を快適な状態に保ることができるのです。
ブロアモーターで外気を吐き出すのではなく、外気を吸い込んでいると考えたほうがよいでしょう。
汚れたエアコンフィルター
目詰りを起こし、このフィルターは機能を果たしていません。
このフィルターを開いてみると小さな虫や毛、小さな枯葉がまぎれてあって、空気を吸い込むことが困難となっています。
これは人間に例えると、花粉時期や風邪のときに着けるマスクの上に更にマスクを着ける様な状態、肺へ空気を送り込む量が極端に減り、苦しい状態です。
もう一点の問題点とはこのことで、エアコンフィルターの詰りにより空気の吸い込み量が減り、エアコンの風量が若干落ちます。
以前より風量が落ちた場合はエアコンフィルターの詰りが原因とも言えます。
機能部品はいつも完全な状態でいて欲しいものですね。
藤村
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