密閉加圧式冷却のキーマン
エンジンを効率的に冷却してくれる密閉加圧式冷却。
・冷却水の蒸発を防いでくれる。
・冷却系統を密閉することにより冷却水の酸化を防いでくれる。
・密閉状態の為、冷却水がエンジンの高温によって膨張できずに圧力が上がり、
冷却水の沸点が上がる。このため、外気との温度差が大きくなって放熱効果が高まる。
(水の性質上、気圧が低いと沸点が100℃以下になり、反対に気圧が高いと沸点が
100℃以上になります。)
沸点が上がり高圧が続くとラジェーターやホースに負担が多くなってきます。
そこでキーマンのラジェーターキャップが大きな役割を果たしてくれます。
圧力が一定以上に達するとキャップ内の加圧弁が開いてリザーブタンクに送り冷却系統内の
圧力を一定に保っています。逆に冷えてくると負圧弁が開いて吸い込み始めます。
ラジェーターキャップが壊れると冷却水漏れなどのオーバーヒート。また、高圧による
冷却水系統の破損などが起こりえますので、定期的にゴムパッキンが切れていないか?
潰れていないか?ボロボロになっていないか?弁のスプリングは固着していないか?などを
点検しましょう。
※※エンジンが温まっている状態でキャップを絶対に開けないでください!!
※※100度以上の冷却水が噴出すので危険です!!
※※必ずエンジンが冷え切ったのを確認しましょう。
高橋
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