アウディA4(8D)のクラッチ交換
社員の車でクラッチディスク交換を行いました。
今の時代となっては珍しいマニュアル車のクワトロ(4WD)です。
クラッチディスクが減ってくると、クラッチペダルの繋がる瞬間が上の方(手前)になってきたり
滑り症状(加速時にエンジン回転だけが吹け上がる)になってきます。
最悪、走行不能にもなってしまいます。
ミッションを下ろすには、マフラー、プロペラシャフト、フロントドライブシャフト
セルモーター、シフトレバーロッド、クラッチレリーズシリンダーパイプ
ミッションマウントなどを外したり、切り離し後ミッションを下ろします。
今回使用したクラッチ交換キットには、カバー、ディスク、レリーズベアリング
パイロットベアリングと、ディスク位置の中心を決める工具まで付属されていました。
外した、ディスクと新品を比べると極端な減りではありませんでしたが
リベットまで残り0.5ミリぐらいでクラッチの繋がるペダル位置も手前になっていました。
今回ミッションを下ろしたので、予防整備としてエンジンオイル漏れ予防に
リア側のオイルシール交換も行いました。
オイルシール交換後、クラッチキットを取り付け、ミッションを載せて外したものを
取り付け、最後にクラッチレリーズシリンダーオイルのエア抜きをしようとしたのですが
何故か、あるはずのオイルタンクが付いていません。
あるのはレリーズシリンダーから延びてるゴム管がブレーキ用のタンクに刺さっているだけで
そのブレーキタンクのオイルとは兼用せずに繋がってはいませんでした。
結局そのゴム管を外した先に、「じょうご」を差し込みブレーキオイルを入れて
3人がかりでエア抜きを行いました。
最後の走行テストも問題なく、クラッチが繋がるペダルの位置も奥の方に変わり
操作しやすくなり交換作業は終了です。
大浦
コメント
RSS feed for comments on this post.
この投稿には、まだコメントが付いていません
コメントの投稿
ごめんなさい、現在コメントを付けることは出来ません