ウインドウウォッシャー液が出ない時の対処方法
ウォッシャー液が出てこない原因は下記の5点が挙げられます。
(1) ウォッシャー液が入っていない。
家電などの説明書に書かれている『故障と思われる前に・・・』というページで、製品が作動しないという症状の欄に『電源コンセントが入っていない』と書かれていたりしますが、こんな馬鹿げたことはないものと思われがちです。
しかし、車に明るくない方はウォッシャー液が入っていないにも関わらず、故障したと思われる方もいます。
ウォッシャー液を補充しましょう。
(2) ホースが抜け落ちている。
滅多なことでは起きないことですが古い車ではウォッシャー液を送り出すホースが経年劣化を起こして硬くなり、ウォッシャー液の分岐部分やウォッシャーノズルの差込口付近が割れ、ホースの口が拡がってホースが抜け落ちてしまう場合があります。
このホースの長さには若干の余裕があるので、割れたホース部分を切り取って再挿入しましょう。
(3) ウォッシャーノズルに異物が混入している。
異物とは主に氷や固形ワックスのこと。
写真左側は固形ワックスがノズルを塞いでいる状態。
頻繁にウィンドウウォッシャーを使わない方に起きます。
ワックスが石の如く固まり、ウォッシャーポンプの作動音がするにも関わらずウォッシャー液が出て来ません。
対処法は、(写真右側)先端が鋭い千枚通しや縫い針を使ってノズルを傷めない様にほじくり、ノズルを塞いでいる異物を取り除きます。
ll>
ノズル周辺をほじくるとノズルの向きが変わってしまう場合があります。
そうした場合は上記で使用した物をノズルの穴に挿入して、ノズルを適切な位置に調整をします。
(4) ウォッシャーポンプが作動していない。
スイッチを押しても作動音がしない場合はスイッチよりもウォッシャーポンプに原因がある場合が多い。
ウォッシャーポンプのしくみは口径の大きなパイプからタンク内のウォッシャー液を写真中央の羽を回して吸い取り、細いパイプから各ウィンドウへウォッシャー液を送り出しています。
タンク内のウォッシャー液を吸い取る働きをする写真中央の羽が凍ると、スイッチを押してもモーターが回らずウォッシャー液を吸い取ることが出来ません。
これは夏場にウォッシャー液を水で希釈して、冬場までそのままにしておくと起きてしまいます。
冬場前に希釈をしていないウォッシャー液に交換をする必要がありますが、どうしても忘れてしまう場合があります。
ウォッシャー液はなるべく希釈しない方が良い。もし希釈をするのであればウォッシャー液の濃度を高めにしておくことをお勧めします。
(5) ウォッシャーポンプのモーターと羽の取り付け部分に問題がある。
モーターの軸と羽を繋ぐ部分は写真の様に『D』型になっていて、ウォッシャーポンプを長期間使用することによりD型部分に遊びが出来てしまい、モーターの回転が羽にうまく伝わらなくなってしまいます。
初期症状はウォッシャー液の噴射量が減ったり、噴射力が弱くなる。
末期ではウォッシャー液が入ってノズルに詰りがない、且つウォッシャーポンプの作動音がしてもウォッシャー液が噴射されません。
こういった場合はウォッシャーポンプの交換が必要となります。
藤村
コメント
RSS feed for comments on this post.
この投稿には、まだコメントが付いていません
コメントの投稿
ごめんなさい、現在コメントを付けることは出来ません