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2011年6月9日(木曜日)

ワゴンRのミッションテスト その2

カテゴリー:  | 12時59分37秒

6月4日の日記に書いたのワゴンRです。

テスターかよを使ってどうなるのか見てみましょう。

エンジン始動直後のテストデータです。 まだ冷えているので4速には入っていません。

赤丸で囲んであるのが2速に変速している部分です。

おかしい。 エンジン回転と車速がマッチしてません。 ちょっと滑っている感じですね。

滑りながら2速へ変速してます。 走行テストでのスタートのもたつきは、おそらくコレでしょう。

滑るといってもそれなりに加速しています。 表現的には軽い半クラッチ状態とでもいう感じでしょうか。

(グラフでは2回目、3回目となっていますが、実際は5,6回目です)

テスト回数を重ねると、微妙に結果が変化してきました。 初期の滑り状態はなくなり

代わりに1速と2速の間で変速しているような感じの結果が出始めてます。

エンジンが息つきをおこしているわけではありません。

最終的には、綺麗に変速するようになってしまったのですが、アクセルをちょっと強めに踏み込む

設定にすると

かなり異常な動作をしていますね。 暖まると調子が良くなっているように感じていただけで

実はかなりひどい症状です。

また、テスト最中にミッション付近からカラカラと音が発生していました。

運転していたら気がつかないレベルの音量です。

ドライブシャフト不良の音に似ていましたが、これはミッション内部からの音ですね

 

早速分解してみましょう

オイルパンを外します。 かなりの鉄粉となにか削れたものが沈んでいます。

オイルストレーナーにもなにやら付着してますね。

バルブボディーを外したのですが、かなりの磨耗粉が堆積してます。

想像した通り、フェーシングはかなり磨耗してます。 

クラッチプレートは、ワイヤーブラシで磨いたような傷が全体に付いており

なにか噛み込んだ形跡があります。 こんなの見たことありません。

プラネタリギアを取り外すと、内部のギアが外れて落ちてきました。

これはひどい。 ギアからニードルベアリングからバラバラです。

テスト最中にカラカラ音がしてたのは、このギアの噛み合わせが悪くて音が発生していたんでしょう。

ギアを固定しているピンを固定するための部品が外れてしまっているとは思わなかったですよ。

ミッション不調の原因、オイルパン内部の異物、クラッチプレートの傷は、まさかのプラネタリギア

が原因でした。

 

これは車をユーザーがしっかりと管理していても、おそらく壊れていたでしょう。

ミッションの設計、製造に何か問題があると私は感じます。


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