空気圧
オートマミッションをテストするために、ある程度の負荷抵抗を掛けるわけですが
以前日記で書いたように、自動車のブレーキと同じ原理で抵抗を掛けています。
自動車では油圧にてブレーキ力を発生させていますが、このテスターではどのようにして
ブレーキ力を発生させていると思いますか?
空気です。 圧縮空気です。
圧縮圧力を変更させることにより、ブレーキの強弱を実現しています。
その圧力設定に使用している機器が これです。
アナログチックですね。
ゲージを確認しながらダイアル部分をひたすらグルグル回して圧力設定します。
テストするにはこれで十分なのですが、少々正確性に掛けるのとパソコンで操作させることが出来ないため
電気式の空気圧調整機器を導入いたしました。
その名も デジタル電空レギュレータ
これを使えばパソコンで圧力設定を行うことが可能。 圧力も安定させることができます。
左側からエアタンクの圧縮空気を入れて、右側から減圧した空気をテスターへ送ります。
すごいですね。 こんな機器があるなんてことは知りませんでした。
パソコンで設定圧力を入力してボタンを押すと プシュ~~ と電空レギュレータから空気が出てきます。
圧力を抜いているんですね。 動作も機敏でボタンを連射すると プシッ プシッ プシッ と連続で空気が抜けてきます
負荷抵抗設定、アクセル踏み込み設定をデジタル動作させることによりテスト結果にムラが無くなり、比較するときにも
非常に見やすくなり、的確な判断が出来ます。
オートマミッションが冷えている時と温まっている時ではテスト結果に変化が見られるため
同じ負荷抵抗、同じアクセルの踏み込み時間と踏み込み量でテストすると、興味深いデータが収集出来ます。
いやぁ 楽しい。 テスターカヨを使い始めてからオートマミッションの奥の深さに嬉しい悲鳴を上げています。
終わり無き追求と一生勉強ですね。
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