2026.03.03アウディ Q5 40 TDI quattro S line
アウディQ5は、洗練されたデザインと高い実用性に加え、ブランドの象徴であるquattro(4輪駆動)による安定した走行性能が魅力のSUVです。
雪道や悪路にも強く、北海道のような厳しい環境でも安心して走れる点が大きな特徴です。
今回ご入庫いただいたお車は、よりスポーティーでアグレッシブなスタイルが際立つ「S line」
標準モデルよりも引き締まった外観で、アウディのスポーツマインドをしっかりと感じられるグレードです。
パワートレインには2.0L直列4気筒直噴ターボディーゼルエンジンを搭載し、さらに12Vリチウムイオンバッテリーとベルト駆動式オルタネータースターター(BAS)を組み合わせたマイルドハイブリッドシステムを採用。
専門的なお話になってしまいましたが、簡単に言うと燃費効率を高め、よりスムーズで環境に優しい走りを実現するシステムです。
車内はドライバーを包み込むように設計されたコックピットとなっており、バーチャルコックピットプラスとMMIディスプレイが連携することで、優れた操作性と視認性を実現しています。
専用のエンボス加工が施されたスポーツシートは、乗るたびに気分を高めてくれる仕上がりです。
さらにS lineをはじめとした上位モデルには、フロントガラスおよびフロントサイド(運転席・助手席)に、2枚のガラスの間へ特殊な遮音フィルムを挟み込んだ「アコースティックガラス」が採用されています。
この高機能な合わせガラスにより、車内の静粛性が大幅に向上し、外からの騒音が入りにくく、より快適なドライブ環境を実現します。
個人的に驚いたのは、このアコースティックガラスの構造です。2枚のガラスが組み合わさっているのですが、外側が厚く、内側が薄いという特徴的な設計になっています。
外側を厚くすることで、音の振動エネルギーをしっかり受け止め、ガラス自体の共振を抑えることで、幅広い音域で高い静粛性を確保します。また、外側が厚いことで外部からの衝撃にも強くなり、内側を薄くすることで重量増を抑える狙いもあるようです。
私も難しいことは分かりませんが、要するに音響工学と車両設計の最適解を追求して生まれた特殊なガラスということですね!
それでは本題の施工のご様子をご紹介します。
まずはお車の状態ですが、やはりこの時期は車が汚れていまいますね....
前回のお車同様に路面の汚れを巻き上げてしまっている印象です。


しっかりと各部を洗浄していきます。
作業はいつも通りタイヤ周りからスタートです。
今回はオーナー様のご要望によりサマータイヤの施工も行っていきます。
高圧洗浄機で予洗い↓

タイヤハウス内、タイヤ、アルミホイールの洗浄↓



サマータイヤに装着しているアルミホイールの洗浄↓

脱脂を行ってから後ほどコーティングを施工します。
この調子でボディの洗浄へと移っていきます。
高圧洗浄機でしっかりと予洗いを行い、付着した砂埃や汚れを落としてから、ミット洗車でボディ全体を優しく洗浄します。
その後、ディテーリングブラシを使って、エンブレム周りやグリル、パネルの隙間などの細かな部分に残った汚れをかき出していきます。


ヒンジやカウルトップも抜かりなく


水が溜まりやすい細部は水垢が蓄積しやすく、時間が経つと黒ずみとして固着してしまいます。
通常の洗車では落としきれなくなるため、早期のケアが重要です。
今回は汚れの状態に合わせて酸性ケミカルを使用し、除去を行いました。

ルーフレールやワイパーに水シミが付着していたので同時進行で除去。



鉄粉除去です。
目視でも付着しているのは確認していましたが、鉄粉除去剤を噴霧したら瞬時に紫色に反応しました。

鉄粉除去が終わりました。
窓ガラスに油膜とウロコが付着しております。





当店ではボディコーティングの施工内容に窓ガラスの撥水コートも含まれます。
こうした下地処理をしっかり行うことで、撥水コート本来の性能を最大限に引き出すことができ、撥水力の持続性にも大きく影響します。
塗膜の計測し、必要な箇所へマスキングを施したら磨き作業に入ります。
今回はその中でも、特に傷が目立ちやすいピアノブラックパーツの磨きに絞って、作業風景をご紹介します。





ピアノブラックは非常にデリケートな材質のため、磨きの際に熱を加えすぎると白くモヤが出てしまうことがあり、慎重な作業が求められます。
すべての傷を完全に除去できるわけではありませんが、このパーツが綺麗に整うだけで、お車全体の印象が大きく変わります。
ピアノブラックは日常的にどうしても傷が入りやすく、さらに傷が目立ちやすい素材です。無傷のまま維持するのは難しいため、こうした特性を知っておくことが大切だと思います。
洗車と脱脂を済ませたら、いよいよコーティングの工程に入ります。
今回はゴールドコースのため、まずは G‑POWER を6回塗布して36層の被膜を形成します。さらに仕上げとして、当社独自開発のガラスコーティング剤 Micapaca を重ねることで、合計37層の強固なガラス被膜が完成します。
深い艶と多層構造ならではの当店で最も高い保護性能が得られるコースです。
また、樹脂パーツには専用のコーティング剤を塗布し、窓ガラスには撥水性のコート剤を施工しています。

さらに今回は、車内の抗菌・抗ウイルスコーティングも施工します。
物理スイッチ類はもちろん、ステアリングやモニターなど手で触れる機会の多い部分へ、光触媒機能を持つコーティング剤を塗布していきます。
ボディと同様に、まずは清掃と脱脂でしっかりと下地を整え、その後コーティング剤を塗布し、水分によって硬化させて仕上げます。



キーも施工しました。
全ての作業を終え、ついに完成したお車がこちらになります。

ゴールドコースでは焼付乾燥も行うため、作業時間は他のコースより長くなりますが、保護性能だけでなく、淡色車でも輝きがより一層引き立ちます。
お引き渡し時には、仕上がった愛車をご覧になり、「コーティングをこちらにお願いして本当に良かった」と喜んでいただけました。
これからもお客様にご満足いただけるよう、技術とサービスの向上に努めてまいります!
メンテナンスでのご入庫もお待ちしております。引き続きよろしくお願いいたします。
河内


