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2021.02.20膜厚測定

お車の塗装の厚みはどのくらいかご存じですか?

 

塗装の厚みのことを「膜厚」や「塗膜厚」といいます。

単位は「㎛:マイクロメートル」※1㎛=1/1000㎜

新車時の自動車の膜厚はメーカーや車種などで変わりますが、約100~150㎛です。

㎜換算すると0.1~0.15㎜となります。

食品用ラップはおよそ10㎛、髪の毛の太さはおよそ70~150㎛といわれており、

髪の毛1本と同じくらいなので、お車の塗装がいかに薄いかということをご理解いただけたかと思います。

 

そんな薄い塗装面に対して我々は研磨をおこなっており、

感覚や勘に頼らず、施工前にきちんと情報を把握する必要があります。

そこで活用するのが膜厚計です。

膜厚計は塗装表面から鋼板までの厚みを測定できます。

当店はこの膜厚計を用いてパネル毎の膜厚を測定し、塗装状態を確認しながら施工しています。

経年車の場合は塗装の劣化、中古車購入の場合は販売店などで磨きを行い塗膜が削られていることがあります。

そのような状態のパネルをむやみやたらに磨き、下地がむき出しになんてことになっては元も子もありません。

また上記の写真はチェック中に「1380㎛」と非常に大きな数値が計測されました。

へこみや曲がりをパテなどで補修し、再塗装されている状態です。

お客様も軽い修復歴有りとは認識していたものの、この部位が補修されていることは把握していませんでした。

膜厚計測を実施したことで補修部に余計な負荷をかけずに施工をおこなえたという事例です。

 

このようにお車毎に膜厚は異なるため、そのお車の状態を把握し、最適な下地処理をおこなっています。

今だけではなく、ずっとキレイな状態を保つためにできるだけ膜厚を残すなど、数年後を見据えた施工が重要と考えます。

そして限りある膜厚がダメージを受ける前にコーティングすることをおすすめします。

お客様のご予算、ご希望に応じて柔軟に対応いたしますので、まずはお気軽にご相談ください!

 

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