2021.04.10洗車の手順
北海道はようやく長い冬が明け、少しずつ春の足音が聞こえてきました。
この時期は解けた雪と道路に撒かれた滑り止めの砕石や融雪剤が混じりあった泥水によって、車の汚れが酷い状態となります。
またこの汚れは車にとって最も厄介で、放置すると泥水に混じった融雪剤がボディや下回りに付着し、錆を発生させる原因となります。
そこで、今回は春先に有効な手洗い洗車のコツをお伝えします。
洗車で気を付けること、それはずばり「手順」です。
手順を誤るとお車を洗ってキレイにしているつもりが、キズをつけることになってしまいます。
1. 足回りの洗浄
まず、タイヤ・ホイールなどの足回りから洗いましょう。
これはタイヤ周りに付着した汚れが洗浄時にボディに跳ねて付着する可能性があり、二度手間とならないようにするための措置です。
また、タイヤハウス内などは融雪剤が付着しやすいにもかかわらず、見落としてしまうので汚れを放置しがちな箇所です。
そのままにすると錆の発生に繋がるため、入念に洗い流すようにしましょう。
2. ボディの洗浄
ボディ全体にたっぷりと水をかけましょう。
そして『上から下へ』を意識し、水で泥や汚れを落としていきます。
次にバケツに適量のカーシャンプーを入れ、勢いのある水でしっかり泡を立て
スポンジで表面をなでるように洗います。ボディにキズをつけぬよう強くこすらず、優しく洗いましょう。
ボディを濡らさず、いきなりシャンプーをつけたスポンジでこすり洗いをするようなことは絶対にしないでください。
付着している泥や砂も合わせてこすりつけることになるので、ボディがキズついてしまいます。
全体が洗い終わったら泡が残らぬようしっかり水で流します。
特にドアなどの隙間や、ドアミラーの可動部などには洗剤が残りやすいので入念に流してください。
また合わせて下回りに付着している泥汚れや融雪剤を洗い流しましょう。
下回りにこびりついた汚れはホースの水だけでは落としきれないので、高圧洗浄機などがない場合は洗車場に足を運ぶというのも方法の一つでしょう。
3. 拭き上げ
最後に水分が乾いてしまう前に拭き上げをおこないましょう。
キズを防ぐためゴシゴシするようなことはせず、吸い取る要領で拭き取りましょう。
拭き取り用クロスなどは2枚用意し、あら拭き、仕上げ拭きと分けた方がきれいに仕上がります。
春先にとは言ったものの、年中通して有効な洗車の手順になります。
私たちプロも基本は今回ご紹介したこの手順にて洗車をおこなっています。
効率よく、ボディにキズをつけず、なによりキレイに保つために参考にしてみてはいかがでしょうか。
時間をかけず楽に、そして簡単にキレイになるので楽しく気持ちよく洗車したいという方はぜひガラスコーティングをお勧めします。
有害物質が付着しにくく、ワックスを塗らずとも輝きます。
またメンテナンス洗車のご相談にも対応いたしますので、お気軽にお問い合わせください。
大西・久住