大量消費 大量廃棄 ??
疑問を感じています。
少々、業界の専門的な話しになるのですが、ここ2年の間、中古車オークション会場から大量に中古車を落札して、その中古車を廃車としてスクラップにしていく大手解体業者があると耳にします。
自動車リサイクル法が始まってから 今まで廃車として扱われていたような車もオークション会場で出品されるケースが増えたのも現実のようですが、まだまだ走ることが出来る中古車もある中で、その様な車を大量に落札してスクラップにしている現状があると聞くと、「大量消費」「大量廃棄」は廃棄物業者が発生させていると感じています。
低価格な車を求めるユーザー、短期間だけ乗れれば良いと考えるユーザー、その様な方の適した車が無くなってしまうまでは行かないでしょうが、一度に大量に落札され、中古車市場に出回らずにスクラップ処理されるとしたら、恐らく低価格車も価格が値上がりし、商品も品薄になるでしょう。
そして、まだまだ使えるものを廃棄する姿こそ疑問を感じています。
大人も子供も、社会人も学生も主婦も高齢者も「まだ使える製品を廃棄してしまう速い回転のリサイクル」ではなくて「ゆっくりとした回転のリサイクル」を支持されると思うのですが、企業がリサイクルの輪の中で回転を早くしてしまうと、社会全体へのメリットが薄いリサイクルになるのではと私は考えています。
一般的にモノを廃棄した後が「リサイクル」の流れと考えられていますが、私はこの様に考えます。
リサイクルとはモノが作られて、使用され、メンテナンスをされ、やむなく廃棄され、部分的に再利用されたり再資源化されたり、製品が作られていくまでのサイクルがリサイクルだと思うのですが、廃棄されたものだけに視点を合わせると、モノを大切にすることが薄くなるような気がするのです。
モノを大切にする社会に貢献出来る「スーパーライン北翔」でありたと常に願っております。
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